開発者ノート [第2回CBTフィードバックとバランス調整について - その2]

【はじめに】
今回の開発者ノートでは、ゲームの戦闘全体に関わる「戦闘システムの変更点」についてお話しします。
開発初期の段階では、現在のサービス環境に合わせて『キングスレイド』の戦闘を改めて見直すことを目指していました。
その中で、手動操作によるバトルの有効性を高めつつ、一度クリアしたコンテンツには「掃討」機能を用意することで、周回プレイの負担を軽減する方向で検討を進めていました。 そのため、英雄バランスや各コンテンツについても、手動操作時の判断やスキル回しがより重要になる構造を基準に開発を進めておりました。
しかし、2回にわたるCBTを通じて、実際のプレイ傾向や皆さまからいただいたフィードバックを確認した結果、『キングスレイド』の戦闘体験は、手動操作を中心としたものよりも、多くの皆さまにとってなじみのあるオートバトル環境を軸に整えていくことが適していると判断いたしました。
もちろん、これはこれまで準備してきた方針を単純に元に戻すという意味ではありません。
CBTを通じて確認できたプレイの流れや皆さまのご意見をもとに、『キングスレイド』らしい戦闘の手触りは維持しながら、オートバトル環境においても各英雄が自身の役割を明確に発揮できるよう、戦闘構造を改めて整理していくための調整となります。
これに伴い、これまで3つのタイプに細かく分かれていた英雄スタイルを統合し、オートバトルでも英雄ごとの役割や強みがより分かりやすく発揮されるよう、戦闘システム全体の改修を進めています。
今回のノートでは、こうしたシステム変更の中で、スキル運用の負担や戦闘中の継戦能力について多くのご意見をいただいたレイナとモーラの今後の変更方針についてお話しします。
【レイナ】

レイナは、短いクールタイムを活かした素早い攻撃と高いクリティカル性能を特徴とする、単体ディーラータイプの英雄です。
しかし、今回の第2回CBTでは、レイナの核となるバフスキルであるスキル2「鋭い刃先」の効果時間が、従来の20秒から10秒に短縮され、さらに消費MPも増加したことで、戦闘中にバフを維持する負担が大きくなったというご意見をいただきました。
その結果、レイナ本来の素早い攻撃テンポや、強力な単体ディーラーとしての強みが以前より十分に発揮されていない、というフィードバックも確認しております。
開発チームでは、レイナを含む多くの英雄について、当初の戦闘方針に合わせた調整を進めてまいりました。特にレイナについては、短いサイクルでのスキル回しやバフ維持の判断が重要となる構造を想定し、バランス調整を行っていました。
しかし、戦闘システムの軸をオートバトル環境へと見直すことにした以上、レイナについても、これまでの調整方針を改めて検討する必要があると判断しました。
手動操作を前提とした短時間のバフ維持構造は、オートバトルでは負担になりやすく、レイナ本来の強みよりも、運用上の扱いづらさが先に感じられてしまう可能性があるためです。
そのため、レイナの核となる特徴である素早い攻撃テンポと強力な単体火力は維持しつつ、オートバトル環境でも安定して戦い続けられるよう、スキルの稼働率を改めて見直す予定です。
具体的には、「鋭い刃先」を含む主要スキルの効果時間、消費MP、クールタイムなどを再検討し、レイナがディーラーとしての役割をより明確に果たせるよう改善してまいります。
【モーラ】

モーラは、味方を魔法ダメージから守り、回復力低下効果によって一部のボス戦で大きく貢献できる、魔法ダメージ対策型のナイト英雄です。
第2回CBTでは、モーラのスキル2「地獄の炎」について、多くのご意見をいただきました。
スキル発動に必要な消費MPが高い一方で、効果時間は5秒、クールタイムは20秒に設定されており、実際の戦闘においてパーティを安定して守る役割を果たしにくいというご意見がありました。
開発チームが当初想定していたモーラのポジションは、敵の強力な魔法攻撃のタイミングを見極め、ユーザーが直接スキルを発動した際にパーティへ大きく貢献できる、バースト型の魔法タンクでした。
そのため、短い効果時間、長めのクールタイム、高い消費MPを前提に、スキル効果を高めに設定していました。
しかし、戦闘システムの軸をオートバトル環境へと見直すことに伴い、モーラの役割についても改めて整理する必要があると判断しました。
特定のタイミングで大きな効果を発揮する手動操作向けのタンク構造は、オートバトルでは安定して活用しにくく、モーラが持つ「魔法ダメージから味方を守る」という役割も十分に実感しづらくなるためです。
これに伴い、モーラは必要な瞬間だけパーティを守る構造から、戦闘全体を通して継続的にパーティの魔法ダメージへの対応力を高める、魔法ダメージ対策型のタンクへと再調整する予定です。
物理パーティにおいてクラウスが継続的な保護とサポート役を担うように、モーラも魔法ダメージが脅威となる戦闘において、より安定してパーティに貢献できる方向を目指しています。
今後も、モーラが持つ「魔法ダメージ対策型のナイト」という核となる役割は維持しつつ、オートバトル環境でもその強みが明確に発揮されるよう、スキルの効果時間、クールタイム、消費MP、保護効果の実感しやすさをあわせて検討してまいります。





